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Bar OK!営業開始

私はしばらく諸国を漫遊して来た。
これからの自分の進むべき道を探していたのである。
ブリタニアがどうすれば守ることができるのか・・・
その答えは見つけられなかったが、ヒントはいくつか見つけられた。
それは、多くの勇者たちがそれぞれの理想に向かって団結していること。
そして、それぞれの集団が協力や対立をしながら自分たちを磨いていること。
そして、それぞれの集団が交流する場所があることであった。
わたしはよく酒場へ出かけた。
そこには、各地からの旅人や、異種族、善人や悪人などさまざまな人々が集まっていた。
はじめて出会う人同士や古くからの常連たちとでにぎやかなところであった。
噂話や、仕事の依頼などを小耳にはさんだ。
こうした交流が、ブリタニアを危機から救うのではないか?
そう思ったのである。
人々は何かを求めている。
が、それが何かがわからないでいるように見える。
もちろん、私もそのうちの一人だ。
答えがあるのかすらわからない。
だが、人々の交流の中にこそヒントがあるのでないかと思う。
そんな思いも重なって、私は酒場を営業することにしたのである。
幸い、オスタード騎士団ギルドハウスの隣に家がある。
これを利用しない手はないだろう。
騎士団と酒場の客との交流は、これからのブリタニアに光をもたらすかもしれない。

建築された初代Bar OK!

営業初日の様子

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