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Hansen Sakuraに立つ

----- Hansen Sakuraに立つ -----
Sarakuシャード誕生とともに、私はブリタニアにいた。
ブリタニアは空前の建築ブームに沸いていた。
私もその例に漏れない。
いまだかつて家を持ったことがなかったからである。
されどお金の稼ぎ方を知らずに苦労することになる。

剣でモンスを倒して稼いでいたが、たいした儲けにならず、何か他の手段を考えねばならなかった。
そこで次は、エスコートで稼いだ。
これはそれなりに稼ぎになった。
しかしながら、家の建築費用には、ほど遠く気が遠くなる思いであった。
当時、今は亡きパートナーMintteaと協力しながら稼いでいたにもかかわらずである。
そうするうち、皮帽子を作って売ると儲けになるとゆう話を聞き試してみると、確かに儲かる。
牛がたくさんいるデルシアに向かい、牛を殺して皮を剥ぎ、皮帽子を作って裁縫屋に卸す。
また、牛の肉も肉やに卸した。
親類縁者から寄付を集め、Mintteaと合わせてようやく家の購入資金を集めることができた。

----- はじめての家 -----
Mintteaにすべてのお金を預け、家の購入許可書を購入。
次は、家を建てる場所を見つけることだった。
資金集めに時間がかかったため、かなりの土地に家がもう建ってしまっていた。
当初目をつけていたハート型の空き地へ急ぐが・・・
その場所自体が見つからない。
ぐずぐずしていると他の空いてる土地すら無くなってしまうと思い、ハート型の空き地はあきらめることにした。
後にして思えば、ここに建てなくてよかったと思う。
なんでもリッチがよく流れてくるとのことだ。

一つ目の候補地は候補地不明のため見送ったので、次の候補地へ向かう。
ブリ2銀より北方面。
一見空いているようだったが微妙に敷地が足りず許可が下りない。
仕方がないので、第三候補へ向かう。

第三候補は、ブリ北墓場をさらに北へ進んだところ。
山際はすでに何軒か家が建っていた。
少し南に側は空いているものの、最大でSSTサイズだった。
少々悩むが、もともとSMSを建てるつもりであったことなので、Mintteaと相談してここに建築することを決める。

建築申請をするも、どうやら申請所がたいへん混雑しているようで待たされる。
しかも申請予約はできない。
申請したときに受付けられた人が優先される仕組みであった。
受付けられるまでひたすら申請を繰り返す。
申請を待つ間、この場所を動けない。
ほとんどモンスは来ないところであるが、流れてくることもある。
髪の毛お化けやトカゲ男などが現れた。
なんとか撃退できたからよかったが。

申請を待っていると、一人の人物が現れた。
話を聞くと、すでに家を建てた方のようで、少し北へ行った山際に建てたそうだ。
Sakuraさんといったかな?
しばらく話をしながら申請所のぐちなどを聴いてもらう。

Sakuraさんも去って、かなり疲労の色が見え始めたころ・・・
申請が通った!
どきどきしながら申請書にサインをすると家が建った。

SHといえどもはじめての家に我々(Hansen & Minttea)は感涙した。

----- ころねこ工房 -----
家の所有者はMintteaとした。
店を開くつもりであったこと、家にいる時間が長いと思われることからである。
私は鍛冶屋をやるつもりだったので店の経営そのものには興味が無かったからである。
鍛冶製品を売るベンダーを置かせてもらえればそれでよかった。

しかしながら、建築許可所が依然として混雑しているとの報を受けて私は悩んだ。
見ればまだそこかしこに小さいながらも土地が空いている。
そして私には家を建てる権利が残っている。
建てたくなったときに建てられるかどうかわからない情勢である現在、建てれる機会を逃していいのか?
また、家を持っているとはいえ、共同住居である。
人それぞれに自分の思い通りの家にしたいはずであるので、共同住居での妥協などがもったいない気もしていた。
そこで、私はまた皮帽子作りにいそしんだ。
ただ、間に合えば良し。間に合わなければそれまでで良し。
寝る間を惜しんで必死にやる必要はないと考えた。
かなわなければそれでいい。すでに一軒の共同の家がある。
家が持てなかった人にくらべれば充分だ。
わたしの想像以上に建築申請所は混乱を極めていたようで、資金稼ぎにかなり時間を要したにもかかわらず、どうやら間に合ったのである。
よろこんで、SHの建築許可書を買いに行こうとしたところ、MIntteaより、どうせSMSにするなら今SMSの建築許可書を買いなさいなと、お金を足してくれた。

SMSの建築許可書を買い、空き地を探す。
まず目をつけたのはスカラブレイ南の土地。
私の感通り、空き地を発見。
しかし建築申請待ちの人たちがすでに何人かいた。
そして・・・ひどいことに赤蟻を誘導しハイドしてけしかけるMPKも存在していた。
私の美学として、先に待っている人を押しのけてまで家を建てようと思わないし、また、赤蟻が近くにいるのならあんまりいいところではないと考えたので、ここは放棄する。
MPKに気分を害したのも一因である。
次の候補地として私が直感したのは、ミノック北平原。
住んで見たい場所であった。
ミノックの街にちかく、平原で住居が集まった街のような場所。
空き地を探すもなかなか空いていない。
と、再東北部にSMSの建てれるスペースを発見。
が、どうも上手く測れない。
何度か試してようやく建ててる場所を確定。
申請するも、やはり混雑のため受付け拒否。
今回は以前よりも長い時間に渡って待ちつづけることとなった。
途中、近所の方が声をかけてくださり、声援を送ってくださいました。
そして、何度か様子を見に来られてくださいました。
以前受付けられないことを話すと驚かれていました。

その後一人で待ちつづけていたところ・・・
なんと目の前にリーパーが現れました。
驚きました。
まさかリーパーが出るとは?!
ミノック北平原ではリーパーが出ると後に知りました。
今の私では戦えぬと泣く泣くこの場を去ろうとしたところ、Mintteaの救援が来た。
ファイアフィールドによりリーパーを倒してくれた。
強いな。
そんなこんなでしているうちに、突然に申請が受付けられ、無事にSMSが建った。
ブリ北の家を「ころねこショップ」としたので、この家は私の鍛冶場として「ころねこ工房」と名付けた。


ころねこ工房

----- ころねこショップの開店 -----
Mintteaがブリタニアを去り、代わりに家の所有権を譲り受けたOreganoにより、ころねこショップ開店の準備が続けられていた。
SHよりSMSへの改築が行われた。
また、偶然知り合ったYuitoさんも加わって、Hansen Oregano Yuitoさんの3名でころねこショップの開店祝いが開かれた。
途中、MuiferさんがYuitoさんと入れ替わって参加した。
夜遅くまで宴会は続いた。


ころねこショップ

----- ミノック北平原の戦い -----
私は、はじめから鍛冶屋になろうと思っていたのではない。
もともとは、ブリタニアに出没するモンスターを退治することを目的にしていたのである。
ところがいざ戦ってみると武器のあまりの殺傷力の少なさに唖然としたのだ。
これではいかんと思い、鍛冶屋をまわるもたいした武器が売ってなかったのである。
ならば、自分で作ってやろう・・・。
私の日課は、ころねこ工房からミノック北平原の山で採掘してインゴットを精製し、鍛冶の修行をするといったものであった。
まだ充分な武器が作れないためやむを得ず鍛冶屋でハルバードを購入。
このハルバードの一撃必殺感が私にはたまらない。
最強のハルバードをいつか作ってみせる・・・そう思っている。

ミノック北平原では、リーパーやガーゴイルが出没する。
当初は自分の身を守るため、ころねこ工房周りに出没するものは命がけで戦い倒していた。
かなりな強敵である。
その後、やつらと対等に戦えると感じはじめたころ、私の中に使命感が沸いてきた。
このミノック北平原の平和を守ろう・・・
私の日課に、一つ加わった。
リーパーやガーゴイルを発見したら倒す。
充実した日々であった。

----- そり -----
ムーングロウに「そり」のオブジェができたと聞き、行ってみた。
クリスマスシーズンの到来である。
トナカイがそりを牽いているオブジェであった。
そりの上に乗ることができ、私も乗ってみた。
多くの見知らぬ人々と一緒に乗り、楽しんだ。

----- オスタード騎士団 -----
桜の掲示板なるものがある。
誰でも閲覧が可能な回覧板のようなものだ。
暇なときは、よくそれを読んだりする。
いろいろな情報が載っていて役に立つのだ。
今日も目を通していたところ、オスタード騎士団への入団者募集広告があった。
なんでもYewの街を守る騎士団とのことで、オスター好きが入団の条件だった。
幸い私はオスター好きであり、オスターの乗っている。
愛オスター mimiだ。
この子は、今は亡きMintteaからもらったものだ。
大切な形見となっている。
ミノック北平原の守りをどうするか悩んだが、昨今は蟻による被害が大きく、ミノック北平原には蟻がいない。
まだ、こちらは被害が少ないと判断しオスタード騎士団への入団を決意する。

オスタード騎士団のギルドハウスは、Yewムーンゲート近くにあった。
こじんまりとした小屋の様であった。
これが騎士団の本拠地?!
少し不安に感じながら、Rikha団長に謁見する。
しかし私の不安も消し飛んだ。
「ともにYewの平和を守りましょう。」との言葉に感涙する。
一つの目は平和を守る使命感に燃え、
もう一つの目はブリタニアの将来を憂えるように見えた。

そして私は、蟻との激戦の日々を送るのである。


旧ギルドハウス

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